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ガレ GALLE

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エミール・ガレ

エミール・ガレ エミール・ガレ(Charles Martin Emile Gallé 1846-1904)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスのロレーヌ地方ナンシーを拠点に活躍した、アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家です。
 1846年5月4日、ガラス・陶磁器商シャルル・ガレの長男としてナンシーに生まれ、緑豊かな自然に囲まれて育ちました。幼少から行き届いた教育を受け、高等学校を卒業後、一年間プロイセン(現ドイツ)のワイマールに留学し、鉱物学や語学、デザイン等を学びます。その後1877年、31歳で正式に父の会社を継ぎ、1878年のパリ万博では日本の陶磁器や『北斎漫画』に触発されたガラスと陶器を出品して銅メダルを、1884年の装飾美術中央連合展では金メダルを受賞しました。花鳥風月がありのままの姿で表現されている日本美術に触発されたガレは、幼い頃より培った自然への愛着を作品に投影させ、日本人のように「もののあわれ」を表現するようになりました。1886年には寄木細工の家具工房を設立、1889年のパリ万博ではガラス部門でグランプリ、陶器部門で金メダル、家具部門で銀メダルを受賞します。マンネリな折衷主義がはびこる当時のデザイン・シーンにおいて、斬新なモダン・スタイルと絶賛され、フランスのアール・ヌーヴォー(※)が花開くきっかけとなりました。1900年のパリ万博ではガラスと家具でグランプリを獲得し、工芸を芸術のレベルに引き上げた芸術家と讃えられました。しかし、その後持病の白血病が悪化し、1904年9月23日、58歳でこの世を去りました。工房は妻のアンリエットらが継続しますが、アール・ヌーヴォーはガレの死とともに衰勢に向かい、1931年、世界恐慌の影響を受けてエミール・ガレ商会は閉鎖となりました。

※アール・ヌーヴォー
“Art”とはフランス語で「新しい芸術」という意。ウィリアム・モリス(1834-1896)の思想を基に装飾美術に革新をもたらしたイギリスの「アーツ・アンド・クラフツ運動The Arts and Crafts Movement」に端を発し、ロンドンからヨーロッパへ広がり、1890年代から1910年代にかけて一世を風靡した美術様式です。フランスではパリとナンシーを中心に流行し、自然を霊感源に曲線を主体とした有機的なデザインを特徴とします。