la-colombe-dor
百合文花瓶
透明ガラスの内側に白と黄色の斑文地のガラス層を挿入し、さらに外側に紫色のガラスを被せた3層被せガラスの花瓶です。エッチングによる腐蝕の深浅で、百合の装飾を細部まで丁寧に彫刻しています。日本原産種の鹿の子百合と非常によく似たこの百合は、ドーム工房でデザイナーを務めたアンリ・ベルジェのデザイン。モチーフとデザインはアール・ヌーヴォーの典型と言えますが、1927年まで制作されていたことをかんがみると、人気のデザインだったのかもしれません。 | |
作者 | ドーム |
サイズ | 高さ27.5cm |
主な技法 | 被せガラス、エッチング |